驚異のヒーリング(その1)

※ この投稿は、2019年9月にFacebookに投稿した記事の再掲です。

月曜日、目が覚めたら調子が悪かった。身体が重い、だるい、食欲がない。その日の夜は、予約2年待ちのおいしいお魚屋さんで友人と会食だったが、一口ものどを通らなかった。けれど、惜しくも悔しくもなかった。それほど食欲がなかったのだ。

水曜日になっても調子は戻らなかったが、ちょうどいい案配に、この日は友人の舞衣ちゃん( 石川 舞衣子 さん )による個人セッションの日だったので、ヒーリングをお願いしようと思って会った。

事前に風邪をひいたとは伝えてあったが、僕の様子を見るなり、舞衣ちゃんが気づく。

「相当具合悪そうやね。」

否定しようもないほど悪かった。そもそも周りの歩く速度に合わせて歩けない。姿勢も前屈みで、声もくぐもっていたはずだ。

セッションの前にランチを約束していたので、とりあえずお店に向かって歩き出す。舞衣ちゃんが心配して、いろいろと声をかけてくれるが、歩き出して2~3分で気がついた。

「・・・あれ?なんか楽になってきた。」
「ほんと?嬉しい~。わたしの波動で癒されているんやね。」

ジョークではない.本当にそうだとしか思えなかった。だんだん背筋が伸びてきて、歩く速度もあがってきた。何よりも驚いたのが、気づけば、声が出ていることだ。自分の声の大きさに自分で驚いた。

「舞衣ちゃん、歩くヒーラーだね。」
「ほんと~?嬉しいな、わーい、わーい。」

屈託なく笑う舞衣ちゃん。
そうこうしているうちに、お店についた。

(その2)に続く