※ この投稿は、2020年11月25日にFacebookに投稿した記事の再掲です。
再び、キネシオロジーで僕の筋反射を調べていく殿。
「・・・1500年代・・・朝鮮ですね・・・。」
僕は顔にタオルを載せられているのでわからないが、殿は歴史を調べているっぽい。
「李氏朝鮮・・・燕山君の時代・・・朝鮮王朝史上例のない暴君・・・。士禍と言って、官僚を弾圧したんですねえ・・・。まさおさんは官僚だったのかな。」
過去生において自分が朝鮮人だったなどと想像したこともない。どちらかと言えば、朝鮮は好きではない方に入る。・・・あぁ、でもその「好きじゃない」という「感情的反応」こそ、まさにトラウマの刻印なのかもしれない。
「いや、官僚ではないですね。商人。有力な貿易商の娘。燕山君は甲子士禍という大粛清事件を起こしているんです。敵対勢力を一掃するだけでなく、無実の民衆も巻き込まれて処刑された。この時代、女性であったまさおさんは、目の前で両親を殺されたんですね。19歳です。」
「その悲しみ、恨みですね。悲しみ、悲嘆、傷つく、泣く・・・そのときの自分の感情を今に継承しています。・・・それだけではないですね。燕山君。独裁者とされた燕山君の感情も継承しています。」
「燕山君は、甲子士禍の後、クーデターを起こされて流刑になり、2ヶ月後に30歳で亡くなっているんですね。王子たちは全員処刑。王女たちは奴婢に落とされた。この燕山君の感情を調べます。」
「・・・まずは恐れですね。恐れから恐怖政治を敷きました。実母は王妃だったわけですが、王様から死刑にされているんです。悲しみ、悲嘆、傷つく、泣く・・・みな、燕山君にありますね。無実の民衆を処刑してしまった罪悪感。まさおさんの感情は、燕山君から継承していますね。」
「ポジティブな感情もあります。燕山君は音楽と学問を奨励したそうです。平和があるんです。愛情もあります。興味を持つ、もある。そして、怒りはあまりないようです。まさにここからまさおさんは継承してますね。」
「まさおさんであった19歳の娘は、その後、養女になっています。『実の母と別れ、養女になった。』まさおさん自身が、まさおさんのお母さんのような人生を歩んだのですね。その後、娘さんは結婚して、子どもを5人産んでいます。平和、愛情、幸せがありますね。」
「まさおさんの罪悪感は、まさに燕山君が抱いていたものですね。まさおさんの感情は、実はまさおさんのものではなかったということです。ではこれからこのトラウマをリリースしていきましょう。」
(その7)に続く