「内観療法」その5

※この記事は、2019年3月にFacebookに投稿した記事の再掲です。

心理カウンセラーを志し、旗揚げ寸前の自分。
少しでも人のお役に立ちたいと願っている自分。

なのに、今まで自分は「して頂い」てばかりで「して返す」ことをしてきませんでした。

「して返す」べき両親はもうこの世にいません。

今まで墓参りもしたことがなかった僕ですが、せめてこの世で言わなかった感謝の思いをお墓を通じて伝えましょうか。

そして両親からたくさん与えてもらった愛を、今、ご縁のある方々に「して返す」ことが、今の僕に出来る最大限のお返しかな、と思いました。

・・・

食事時間に流される内観事例のテープは、ものすごいものでした。内観をして「とても安らかな気持ちです」と笑顔で刑を受け入れる死刑囚。前科十犯のヤクザの親分が刑務所で内観して改心し、ヤクザを解散して裸一貫で商売を始めただけでなく、内観の普及者として少年院などで講演する事例。目の前で母が父に殺され、父も自殺未遂をしてその後死亡。自身はショックから膠原病になった娘が、内観によって、父を赦し、自身の膠原病も症状が消えた事例。脳内出血で全身麻痺、声も出なかった女性が内観で声が出るようになり、右手が動くまで回復した事例。

「命がけ」で内観をした場合の効果は計り知れません。すべての心理療法同様、効果は保証されるものではありませんが、自分で体験して「内観の留意点」をしっかり守って真剣に内観すれば、誰でもなにがしかの効果はあると思いました。

「とらわれ」や「こだわり」に苦しんでいるとき、真剣に内観を行えば、きっと自分を救うことが出来るでしょう。

終わり

瞑想の森内観研修所
http://naikanhou.com/