アロマアナリーゼ

※ この投稿は、2019年5月にFacebookに投稿した記事の再掲です。

令和のGW中、友人の呼びかけに応じて「アロマアナリーゼ」のモニター体験をした。

「アロマアナリーゼ」とは、日本人の考案した、精油による心理分析だ。4本ずつ、精油の揮発性に応じてわけられた3つのカテゴリーでまとめられた12本の精油の香りを嗅いで、自分が好きなもの、もしくは気になるものをカテゴリーごとに1本ずつ選ぶ。そして、その香りを嗅ぎながら、アナリストの質問に答え、連想することを述べていくことで心理分析を深めていくというものだ。

僕が選んだのは、

・ワイルドラベンダー
・サイプラス
・フランキンセス

僕は香りに詳しくないので、選んだ時点では何の精油か知らない。その状態で、アナリストの質問に答えていく。質問は、その香りがイメージする人物像から始まるのだが、僕は「人間」がイメージ出来ず「植物」のイメージが先に出てきてしまったので、素直にそれを答えた。

ワイルドラベンダーの香りで連想したのは、高地に繁茂するクマザサだった。何度も極寒の冬を越したしなやかで強い笹。それが与えるメッセージは「生きることは素晴らしい」。

サイプラスの香りで連想したのは、草原に広がるキンポウゲのような野生の黄色い花だった。派手さはないが、内にこめた生命の輝き、愛にあふれる。それは「自分自身に還るところ」。

フランキンセスでようやく「人間」のイメージが出てきた。都会に生き、現実に翻弄されながら喜怒哀楽の体験を重ねていく30代の女性。色は、緑、黄、赤の輝点がちりばめられて輝いている。僕はその女性を少し離れたところから見ていて、彼女が僕に気づいてくれるのを待っている。彼女が助けを求めてくれたら手助けをする用意がある。

アナリストである友人による心理分析では、「本当の自分」を知ろうとする強い信念を僕に感じたと、そしてサイプラス(糸杉)のように、地中に深く真っ直ぐ根をはりながら、天には高く、まっすぐに伸びていく、横に繁茂するのではなく、上下に高く深く伸びていく、それが僕の生き方だと言ってもらった。さらに、フランキンセスには「客観的に自分を観る」というメッセージがあり、僕はこれを僕自身にはもちろん、そだねカフェのお客さんにもやっていくのではないか。それを通じてお客さんは自分自身を再発見していくのではないか、というフィードバックをもらったのだった。

バッチフラワーレメディの体験はあるが、自分の嗅覚だけを便りにボトルを選ぶという体験は初めてで、にもかかわらず、今の自分に必要なメッセージがちゃんと与えられるアロマアナリーゼは面白いなと思ったのだった。