愛おしい

※ この投稿は、2019年5月にFacebookに投稿した記事の再掲です。

あけみちゃん(岡部明美さん)のLPL養成講座が始まった。そしてさっそく「自主トレ」も始まった。「自主トレ」というのは、受講者同士でペアになり、カウンセラー役、クライアント役となって行うカウンセリング体験セッションだ。たった1回の講座を受けただけで、傾聴のみとはいえ、30分のセッションを行う。かなり乱暴、無茶ぶりなレッスンだが(笑)、モデレーターとしてプロセラピストやベテラン受講者がつくので安心安全の場は保たれる。

僕は再受講生で、昨年のこの時期から自主トレは経験している。そして今年やり始めて、昨年とは違う感触を得ている。

それは「愛おしい」という感覚だ。自分が2回のクライアント役をやっているときにそう感じたのだ。

カウンセラー役の受講生は、自主トレは初めてとはいえ、会社社長であったり、コンサルティングを生業としていたり、それなりのバックボーンをもった、りっぱな、いい歳した男性である(むろん女性の受講生も多い。今回はお相手が男性だったということ)。

だけど、真摯な気持ちでカウンセラー役に臨むその姿を見て、感じていると、(ロールプレイとはいえ)クライアント役で悩みを聴いてもらっているのは僕の方なのに、僕が相手に愛おしさを感じてしまう。2回目のときには、男性同士でハグしてしまった。愛おしく感じることを体感として許可してもらえて良かった。

僕の中で何が起こっているのか、どうしてそんな感覚が湧いてくるのか、今はさっぱりわからないが、こういった形で「世界が愛おしく」見えてくるのであれば、それは悪いことではなかろう。

そして「世界は愛おしい」という感覚が、僕が原初から持っている「世界は怖い」という感覚を上回ったとき、もしかしたら僕の世界観が変わるのかもしれない。そう期待したいな。