※ この投稿は、2019年7月にFacebookに投稿した記事の再掲です。
(その2)からの続き。
「でもまさおちゃんは生まれました。生まれてきたくなくても生まれると決めたときに遡って下さい。」
と言われ、生まれる前まで遡ったのに、これ以上何かあるのか?と疑問符がいっぱいつきながらも、とにかく感じてみた。
浮かんだイメージは、宇宙船の中だった。
銀か金色に輝く宇宙船の中に、宇宙服を着た自分と他に何人かの宇宙服を着た仲間が見える。そして今までずっと絶望しているか、がっかりしているしかなかった自分が希望に燃えて、わくわくしている。目をつむっていても自分が笑っていることに気づいていた。
「どんな感じがしていますか?」
「生き生きしています。わくわくしています。これから行う自分の使命のことを考えて希望に満ちあふれています。」
自分で言いながら、もう一人の自分がびっくりしている。生き生き、わくわくは体感覚でも感じている。こんな自分がいたんだ。「地球人になってから」こんなワクワクは感じたことがないのではないか?
「あなたの使命はなんですか?」
「地球を救うのです。地球で苦しんでいる人達を救いたいのです。」
「救う」は違うだろ!!と、自分の中のもう一人がつっこみを入れるが、セッションでは感じたままを伝えるべきなので、そのまま言葉にした。
「今感じている宇宙船の中の自分から、今の自分へのメッセージを伝えてください。」
「今すべきことをせよ。ただ為すべきことを為せ。」
こうしてようやくマインドフルネスを解いて良いこととなり、宇宙船の中の自分のイメージを描いて下さいと言われて、虹色のボディから金色のエネルギーの光を発している自分を絵にした。これが僕の「エッセンス」だとあこちゃんは言う。
正直、セッション時には「エッセンス」を受け入れることに抵抗があった。「何を偉そうに~?」と自分をジャッジしてしまうのだ。「救う」も違うだろう、と、下手にカウンセリングを学んでいるだけに、「ただ受け取ること」が出来ない。
が、このセッションから日数のたった今、この投稿を書いていて「ああ、ただそれだけのことなんだ」と、今は肩に力を入れずに受け取れる。「救いたい」と思って生まれてきた。そして自分のエッセンスは「金色のエネルギー」である。ただそれだけのこと。
そして、ただ受け取ると、悲しみに縁取られていると当初感じていた自分の人生が違った感じになってくる。生まれてきたくなかったかもしれないが、今そう思っているわけじゃない。「救う」のとはちょっと違うかもしれないが、「お役に立ちたい自分」は今ここにいて、そこに偽りはない。そしてもし金色のエネルギーが僕のエッセンスならば、それはきっとクライアントにとって癒しのエネルギーになるんじゃなかろうか。それならそれでいいじゃないか。そして僕は自分の今すべきことをただ淡々とすればいいのだ。それがやりたくて生まれてきたのだから。
最後にOSHOカードを引いた。一番右が過去の自分。一番左が未来の自分。真ん中の3枚はそのプロセスである。最後は「Beyond Illusion」。幻想を越えて。幻想は今までのすべての自分だ。それは今ここの自分のためにある必要な経験だった。
感情解放が起きない、泣けない自分?それはそうかもしれないが、そうでないかもしれない。今回も号泣こそなかったが、うっすらと涙がにじんだ。僕に感情はある。感情がある僕だから感情レベルでクライアントとつながれない訳がない。出来る出来ないではなくて、ただ「する」のだ。それが僕のしたかったことなのだから。使命遂行は僕の喜びであり、その喜びのために生まれてきたのだ。そこで躊躇して何になろう?それこそ生まれてきた意味がないではないか?
僕の見たイメージは何だったのか?が、それが真実であろうが、妄想であろうが、それも関係ない。ただ「金色のエネルギー」が僕に与えてくれるものを受け取るとき、悲しみの人生が喜びに変わることが大事なのだ。過去はない。未来もない。我々には「今ここ」しかないのだ。そして「今ここ」で感じることのみが真実なのだ。
(終わり)
辻元晶子さんホームページ
http://ak7way.com/