この投稿は、2019年8月にFacebookに投稿した記事の再掲です。
週末、ハコミセラピーのワークショップに行ってきた。初日の土曜日のテーマは「ラビング・プレゼンス」だ。
ハコミセラピーにおいては「マインドフルネス」と「ラビング・プレゼンス」がセッションの基礎となる。
僕を含めた参加者達はペアになったり、グループになったりして「ラビング・プレゼンス」の体験を重ねていく。講師が説明する。
「道を歩いていて、道ばたに、たんぽぽの花が咲いていたとしましょう。それを見つけたあなたはどう感じますか?『まあ、きれい!』とか『かわいい!』とか感じませんか?そのときのあなたの状態が『ラビング・プレゼンス』です。」
「相手の素晴らしいものを受け取る状態です。あなたのハートは開いていなければなりません。しかし、力む必要も、考える必要も、あるいは意識する必要もありません。ただ目の前の相手から受け取るのです。相手の状態すら関係ありません。たんぽぽが『わたし、きれいでしょ?』『かわいいって言って!』と考えているかどうか、それはわからないし、関係ありません。あなたがただ受け取る、それだけです。」
ペアを変え、お互いマインドルフネス状態になって、相手から受け取る練習をする。何を受け取ったか、お互いにシェアをする。一人の相手に対して、言うことはみな違う。それでいいのだ。相手にとってそれがしっくり来るかどうかも関係ない。ただこちらが相手の素晴らしさをどのように受け取ったか、それだけなのだ。
僕が、ペアの相手から受け取ったものをシェアしているとき、それを聞いていたスタッフの方が言った。
「相手の方がどのように見えたとか、感じられたかというよりも、あなた自身の中から湧き上がってきたものが大事なんです。相手の方のすばらしいものを受け取ったとき、あなたの内側から湧いてきたものはどんなものですか?」
自分の内側に意識を向けてみる。
・・・
わからない。
・・・
ただ静かに自分の内側を感じてみる。
・・・
わからないのではない。
空っぽだ。
「何もありません。空っぽです。」
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「ハコミセラピー(その1)ラビング・プレゼンス②」に続く